ゆっくり、いそげ カフェからはじまる人を手段化しない経済(つづき)

読書

影山智明 著

この本は2015年に発売された本なんですけど、バイブルにしたいくらい好きすぎて。
2,000文字に収まらなかったので、2回に分けて感想書くことにしました。
著者の世界観にドはまりしております。何なら西国分寺に移住したいくらいです!
では、続きです。

人を手段化しない経済とは?

「支援し合う関係」。
これを現実化するためにはどうするのか?
仕事に人をつけるのではなく、人に仕事をつける。

組織の中で働いてると思うのは、仕事をブラックボックス化して
自分の存在価値を高める人っていますよね。
結局、組織の中で自分の立ち位置をゆるぎないものにしたいから
起こる行為なのだと思うんですね。
でも、人に仕事をつけたらどうでしょう?
「○○と言えば、Aさん」のようにAさんの得意分野を生かした仕事をしてもらう。
組織の中だと、その人しかできない仕事だけしてもらうってのは
難しいと思うので、「 仕事に人をつける」と「 人に仕事をつける 」をミックスした
組織作りってのはどうでしょうか?
ブラックボックス化が減ると思うのですがいかがでしょう?

人に仕事をつけるメリットは、他にもあります。
著者は「人が幸福感をもって日々を生きる、そのために経済がある」と言ってます。
人に仕事をつける→企業・お客様に対してGiveしやすくなる
→貢献欲求が満たされる→企業・お客様がGiveする(返報性の法則が成り立つ)

これが必然的に出来ませんか?

著者は、まずは目的・動機を「ギブすること」にするとよいと言ってます。

その他の読みどころ

飲食店ならではの判断エピソードを紹介してます。
お店にチラシを置くかどうか?とか、ポイントカードを作るか作らないか?など。
それらを読んでいると、徹底してお店の雰囲気を守り通しているのです。
お店の価値観と同じ基準のモノだけ取り入れていく。
これはすごいことだと思います。
営利目的ではなく、 クルミドコーヒー に来てくれるお客様には
いつ来ても「いつものクルミドコーヒー」を味わってもらいたい。
そこにはコーヒー1杯の値段だけではなく、お店にいる時間、従業員とのやり取り
安心感等、コーヒーの価値以上のモノをお客さんに感じ取ってもらいたい。
常にお客様視点で物事を考え抜いています。
これがクルミドコーヒーの価値を高めていくのだと思いました。

また飲食店ならではの失敗エピソードも紹介してます。
武勇伝的エピソードだけでなくあ、失敗話も紹介するって
なかなかないですよね。
そういう意味でも、こちらの本はサラリーマンにもお勧めです。
ビジネス感覚って業種がえ違っても、基本は同じだと思うので。

今回もグッときた一言。

他人と共に自由に生きる

ゆっくり、いそげ カフェからはじまる人を手段化しない経済

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ゆるミニマリストへ
にほんブログ村
タイトルとURLをコピーしました