読む年代によって感想が変わる「悲しみよ こんにちは」/フランソワーズ・サガン

読書

新潮夏の100冊に入っていたので購入。
しばらく積読にしてましたが
読みはじめました。

こちらの書籍は、10代の頃に読んだ記憶があります。
おぼろげながら、ストーリーは覚えていましが
40代の今読み直してみると
あの頃とは全く違った印象を抱きました。
(うーーーむ。こんなに印象って変わるもんなのかな?)

  • 10代
    男女の入り乱れた世界に「これぞ大人の世界!」
    驚きと憧れを抱く。
    主人公・セシルを羨ましく思う。
  • 20代~30代
    40歳・父のイケオジっぷりに憧れを抱く。
  • 40代
    ただただ父の行動に疑問。
    彼女と一緒にいるところに、別の女性を連れてくるって、、、。
    自ら混乱を招くことをなぜするのか?
    疑問しか出てこない。

こんな人にお勧め

同じ本を数十年ぶりに読み直すのは
いいものですね。
一冊の本を通して、自分の成長を感じられます。
こちらの本は、こんな方にお勧めです。

  • 名作といわれているから、1回くらいは読んでおくか。(教養として)
    フランス文学の入り口としてもおすすめ。
    そんなに分厚い本でもないので、サクッと読めます。
    (訳がいいのか、かなり読みやすい文体です)
  • 男女の駆け引きを楽しみたい。と、同時に自己陶酔に浸りたい。
    (主人公と父は相当な自己陶酔型の人間)
  • 何年か前に読んだけど、読み直してみるか。

愛って何なんだろね?

”蛙の子は蛙”と言ったものだけど
この父子も同じ。
結局、自分が一番かわいい。
他人を部分的に好きになることはあっても
その人全てを愛することはできない。
(きっと、、、)
なぜなら、自分が一番かわいいから。

この人が与えてくれた快楽は、たしかに愛した。でも、この人を必要としていたのではなかった。

悲しみよ こんにちは

上記は主人公・セシルが恋人・シリルに抱いた感情。
散々一緒にいて、いざ自分が拘束(結婚を求められる)
されると、一気に熱が冷める。
自分を好いている人間が他人(異性)に向くと
嫉妬心で怒り狂うわけだが、他人が自分に対して同じことをすると
逃げたくなる。
この父子、二人とも相当こじらせてます。

なんて面倒なんだ!

久しぶりに、恋愛どっぷりの世界につかりましたが
現実世界では、しばらくご無沙汰しているなぁ、
と冷静になる自分がいました。
事実、恋愛にここまで力を注げる時間も金もないのです。

評価

面白度   ★★★☆☆
共感度   ★★☆☆☆
おすすめ度 ★★★☆☆

アラフォーになった今、恋の駆け引きとか
あまりに非日常すぎて、共感できる年代を
過ぎてしまったように感じました。

恋愛とか、そんなものよりも
子供や家族、仕事のこと等、生々しい現実世界
をどう切り抜けていくかを考えていたら
恋愛を考える余裕など1ミリも残っていないのです。

ティーンの内に読んでおくと楽しめる本だと思います。

キキ のROOM - 欲しい! に出会える。
アラフォー・共働きワーキングマザー(2児の母)。 趣味は読書と観劇。 本は小説、エッセイ、漫画、ビジネス書等、雑食系ブックラバー📚 歴史はちょっと苦手🤏 歴史初心者でもとっつきやすい本を教えてほしい😓 観劇はコロナにつき、お休み中。 コロナが落ち着いたら娘と観劇に行くことが夢。
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