表紙からして笑えるのですが、内容も負けてはいません。
電車で読むと大変なことになります。
さて、本題に入ります。
言語学。
学問ではありますが、これほど身近に感じるものはないでしょう。
人から何か言われては傷つき、自分も傷つけている。
その反対も然り。
人の言葉で喜び、自分の言葉で喜ばせる。
そう、人は自分の感情・思いを”言葉”を通して他人に伝えているのです。
こんな人にお勧め
「言語学」と格式ばった言い方をされると
どこもかしこまってしまうものです。
でもさ、表紙をご確認ください。
ダチョウ倶楽部の上島さん、言語学とどうつながるの?
と、お思いかもしれませんが、本書を読めば謎は解けます。
この本を読むにあたって、かしこまる必要は全く
ありません。
むしろ、肩の力を抜いて、「あぁ、こんなことあるわぁ~!」
と、楽しみながら読んでいただくのがいいと思います。
こんな方にお勧めです。
- 「バーリトゥード」とは何?と思った方
- 会話でなーーんか、勘違いされちゃうんだよな、な方
- 言葉そのものに興味があるものの、学問と思うと
「小難しいんじゃないの?」と思っている方
言語学って言っても、要は「言葉」。伝わらんと意味がない
言語ってそもそも何のためにあるのか?
考えさせてくれる本著。
やっぱり言語は「音」なのだ。
言語学バーリ・トゥード
この一文は著者がチェコ語を学んでいる時の感想(?)
だったと思いますが、私が多言語を習得するのが苦手としているのは
まさにこれなのではないか!、と気づかされた文でもあります。
英会話に7年以上通っても、結局英語はしゃべれなかった。
(金と時間は無駄ではなかったと思いたいが)
この反省として、英語を口に出すのが圧倒的に少なかった
のは原因の一つと言えます。
英語の文章を読んだり、書いたり等は比較的
積極的にしていたものの、”しゃべる”に関しては
かなり後ろ向きな取り組みでした。。。
(英会話通ってたのに、なぜ?の嵐ですが)
今思うと、プライドの高さが大いに関係してました。
理想の自分と現実の自分のギャップが大きすぎて
英語を口にするのがかなり恥ずかしかった。
(どうしょもない理由)
ただ、英会話を習得している時に、この一文に出会っていたら
少しは違っていたんじゃないかなー、と思うのです。
そのせいか、現在、無性に韓国語を習いたくなってきております。
(反省しない人間です、、、)
評価
面白度 ★★★★★
実践度 ★★★★☆
使える度 ★★★★☆
普段自分が使っている言葉がどの程度影響するのか?
言い方、言葉を発する場所、等、言葉を発する時は
空気感も考慮することを忘れてはいけません。
それらを知る意味でもおすすめの本です。
聞きなれない「バーリトゥード」って何?
その謎も本書で解明します。
それにしても、学問の本なのに
こんなに肩肘張らずに読める本って
珍しい。
言語がどうの、に興味がなくても
本自体が笑える内容になってます。
笑いたいときの一冊にもどうぞ!
